想定外と軽々には言わない
先日より、イヌを飼っている。もっとも、飼っていると言っても、現時点では時折、面倒を見ている、と言った方が正確なところであるが…。
両親の住んでいる家にひょんなことから、イヌがやってきた(少なくとも、両親が希望してイヌがやってきたわけではない)。
ただ、両親も高齢ゆえ、最後まで面倒を見てるか分からない、しかし、だからと言って、保健所に連れて行くのも忍びない、ということで、私の家で引き取ろうということになった。
現時点では時折、面倒を見ていると最初に申しましたが、引き取ってくれと言っていた両親、特に父がイヌとベッタリで、イヌも爺ちゃん大好き、みたいな感じだったので、いきなり引き離すのではなく、一時的に預かる(私の家で数日預かっては両親のところに返す)ということを繰り返しながら、徐々に慣らしていこうということにしました。
イヌの年齢、性格もあってか、とても寂しがり屋で、これから大きくなるにつれて、落ち着いて行くのだろうとは思ってはいるが、今の様子で、共働きでフルに面倒を見るのは、ちょっと厳しいかなと感じたところだったので、一時的に預かるという方針は正しかったと思う。
そんなわけで、イヌを飼い始めたわけですが、イヌによって気付かされたことがあります。
イヌを庭に放して自由にさせていたところ、イヌが庭に落ちてる木屑をバリバリと食うということがありました。
単なる木屑なら気にも留めませんが、腐葉土に混ざっていた、単に腐っているのか、炭化したのか分からないような木屑だったので、イヌの口に指を入れて木屑を取り出した、ということがありました。
過保護かなと思う一方で、イヌが興味を持ったものをかじったりするのは、十分あり得ることで、それに対する備え(庭の掃除)が出来ていなかった、とも思いました。
イヌが木屑をかじるということは私にとっては想定外でも、庭に木屑がある以上、起こるべくして起こった出来事である、と思うと、自分の認識の甘さを痛感させられました。
想定外なんて軽々には言えない、想定が甘い。ひょっとしたら、その他日常生活においても、想定外と言って誤魔化していることはないか…そんなことを考えるきっかけになりました。
いい歳だけど悲しきかな、まだまだ未熟。頑張ろう。
駅だ。終わろう。
今回はここまで。