通勤電車内で書くブログ

朝夕の通勤電車内の限られた時間内で書くブログです。

名前を間違われる

今日、仕事において予定外にことが生じたので、そのことについて電話をかけたところ、当初の想定してなかったことということもあって、ちょっと確認、検討の上、折り返し連絡をしてもらうことになった。

 

まぁ、即答は無理よな、と思っていたものの、先方からは僕の想定よりも早く連絡が来て、電話に出たところ、「もしもし、〇△さんですか?」と、微妙に名前を間違われた。

 

僕にとっては、往々にしてある間違われ方だったので、一笑に伏しつつ、間違われたことはスルーして「はい、私が△△です」と答えたところ、間違ったことに気付いた先方は気まずそうだった。

 

お詫びまで言われたが、こちらとしては、慣れてる間違われ方なので、どうということはなかった。

 

学生の頃に、名前を間違えることに関して、今でも印象に残っている先生がいる。その人に比べれば、些細なミス、誤差の範囲よ、と、ずいぶん昔のことを思い出した。

 

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僕と同じ、少人数で行われた講義を履修してた人で、中村さんという人がいた。仲がいいというわけでもないが、同期なので、少しは話をしてて中村さんの表面的なことは知っていた。

 

ある日の授業で、受講している者のうち、先生は「はい、そこの君」と中村さんを当てた。

 

先生は中村さんを当てた直後に「あぁ、君は確か…」と、どういう経緯で知ってたのかは不明だが、中村さんのことを知っていたようで、中村さんの経歴?みたいなものを色々と言い出した。

 

「君は確か、○×所属で、△◇をやってて…」と、先生は中村さんの情報を色々と言い、それを聞いている俺は「なんだ、中村さん、先生と知り合いなのか」などと思っていた。

 

だが、なかなか名前が出てこない。そして…

 

「え〜っと、え〜っと、え〜っと…」と、散々引っ張った挙句、出た名前が

 

「小池さん」

 

だった。

 

「あれだけ中村さんのこと散々知ってたのに、肝心に名前がカスリもしねえ」と、中村さん以外の私を含む受講生全員が、一気に下を向いて笑いをこらえた。


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なお、私も漏れなく名前を間違えられた。そう何回も名前を言われたことはないと思うが、たぶん、正しく名前を言ってくれたのは1回、それもその前に1度間違えた上でのことだったと思う。

 

そんな遠い昔の、今思えば細やかで楽しい出来事を思い出させてもらった。仕事の電話も、ごく稀に良いことがあるもんだな…。

 

 

まだ電車を降りる時間には早い、でも、僅かな時間でしかないが、細やかな過去の楽しかった思い出の余韻に浸っておきたい。電車降りたら、また元に戻るので。

 

今回はここまで。