カタコトの日本語で
今日もお疲れさまでした。
今日は場合によっては遅くなる可能性はあると思ってたけど、その通りになってしまった。まぁ、遅くなったと言っても、知れてるっちゃ知れてるんだけどね。
遅くなった要因の一つに、外国出身(勝手なイメージとして中国あたりの人)と思われる人の電話を受けて対応したことがある。
カタコトの日本語で、でも、丁寧に話をしようとする人からの電話だった。話っぷりからして、日本語での意思疎通力は、決して低くはないけど、当然ながら母国語として日本語を使う人からすれば高くもない、と感じられた。
なので、通常であれば当然の使う敬語であっても、それがかえってその人の理解を妨げる可能性があるかもしれない、と思い、その方には申し訳なかったんだけど、尊敬語、謙譲語の類は使わず(うっかり出てしまうことはあったけど)、丁寧語だけを使うようにして話をした。
同時に、ややこしそうに感じられる言い回しをしないようにも、一応は気をつけた、つもり(これもチョイチョイ出てしまった)。
逆に、その方の言わんとすることをちゃんと理解するべく、話をしてもらった内容を、「今お話しいただいたのは…ということですか?」と確認をしていった。違うこともままあったが、それはその都度確認して、合っていれば、それに対しての返事をする、ということを繰り返していった。
印象的だったのは「こんなことを聞いても失礼にはならないんでしょうか?」と何度も尋ねられたことだった。
「いえいえ、あなたが尋ねたいと思っているそのことは、最初に聞いておいてください」と何度も答えるような問いだった。
そうやって一つ一つ話をすること30分超、その方の問いに答えられる範囲において答えて、一応の納得はしてもらえた。
今日はちょっと勘弁して欲しかった長い電話…と思っていたところ、その方から「とても安心できました、ありがとうございました」と、丁寧なお礼の言葉をいただいた。
答えられる限りで答えたに過ぎず、大して何か役に立ったわけじゃないのに、カタコトの日本語で、身に余るような丁寧なお礼を言われた。
また何かあったら電話します、とも言われたので、分かりました、とだけ答えて電話は終わりました。
お役に立つようなお話しは基本出来ませんが、問題のない範囲であれば、お話を伺いますよ…とはあえて言わなかった。
たぶん、あの方なら大丈夫だと思う。むしろ、あんなに丁寧な人がウチみたいなところに電話してくることが不思議だった…。
今回はここまで。