雪の朝
今朝、ゴミ出しに行こうと外に出たら、薄らと雪が積もっていた。積もったと言うほどの量でもないな。外をまだら模様にしていたとでも言うか、それくらいの雪が降ってた。
この地域では、滅多に雪は降らないし、ましてや、積もることなんて、ほぼ無い。
もちろん、雪が降り積もったことはあった。数センチ程度の雪だけど。
子どもの頃、降り積もった雪を見て、喜んでいたと思う。
初めて住んでいるところで雪が積もったことがあって以来、天気予報で雪と聞くと、積もらないかなぁ…と期待するようになった。ただ、その期待が叶ったことはほとんどなく、ガッカリとまではいかないが、まぁ、残念に思ってばかりだった。
月日は流れ…今朝、雪を見たが、子どもの頃のように、はしゃぐことはないものの、物珍しく思って喜ぶというか、嬉しく思うところは変わっていなかった。
豪雪地帯で生まれ育っていたら、たぶん違ったことを思うんだろうけど、私の場合は、雪を見ると基本的には嬉しく思う。
ただ、通勤をするにあたっては、好きな雪も障害物に変わる。公共交通機関である電車も、雪の影響で遅れたりするので、昔は期待しながら見てた天気予報を、今では、予報を見ながら、行動を計算するようになっている。
仕方がないのかもしれないし、間違っているとも思わないけど、そんな自分をなんとなくだが少し残念にも思う。
…駅が近くなってきた。曇っていた空も日が差し、雪ももはや見当たらない。本当に幻のものにように思う。
明日は休みだから降ってくれないかな。いや、世間では、大学入試共通テストってのがあるらしい。コロナで難儀してるのに、雪まで降っては大変だしね、今週末は降らないで欲しい、かな。
今回はここまで。