貝ひも
今日も少しだけ思惑より遅く帰ることとなった。
普段、首を突っ込むんじゃないという態度をとっていながら、手が回らなくなったら「出来るだろ?」とシレッと何食わぬ顔で言ってきて手伝わせるのが標準の職場らしく、今日も普通に手伝いをさせられた。
まぁ、見殺し?にするわけにもいかないから、どの道手伝うことになるとは思うけど、それならそれで、普段からそれなりの態度ってもんがあっても良いだろうとは思う。
つまんねえボヤキをしてしまったが、手伝いで遅くなったおかげ?で、電車の乗り継ぎで若干時間が生じるので、今日は久々に貝ひもでも買って帰えろう。そして、夜中にチマチマ食おう…などと企てている。
小さい頃から酒の肴、おつまみは好きだった。無論、子供の頃は酒など飲めぬが、おつまみとなる干物系のものはよくつまんで食ってた。それは大人なっても変わらねえか。おつまみの類は、酒がなくても全然食えるし、退屈しない。
喉が乾けば、お茶でも十分だし、酒の肴なんていうけど、酒がメインじゃなく、つまみがメインになっている。
乗り継ぎ駅にあるスーパーに行ってきた。喜び勇んでおつまみを売っているエリアに行ったが、こともあろうに100円で買える貝ひもがない!
なんということだ…!貝ひもがないだと!?
自分でも驚くほどショックを受けた…なんてことはないが、貝ひもがねえのか…と思っていたら、酒を置いている側にもまた、おつまみらしきものがあるではないか。
見てみると、貝ひもがある。しかも、辛口のものと2種類もある。ただ、俺にとっての御用達の100円の貝ひもと違い、380円もする(でも、内容量はこっちが多い)。
どうする?買うのか!?
3秒ほど悩んだ末に買うことにした。とにかく貝ひもを食いたい。その代わり、大事にチマチマ食おう。とか言いつつ、一晩で余裕で消えてしまいそうなので、気をつけないといけない。
家では妻がカレーを作って待ってくれている。これもまた楽しみだ。夕食と言い、夜食(?)と言い、好物が続くことに勝る喜びは…結構あるかもしれないが、これはこれで嬉しい。さっさと帰ろう。
…というわけで、とりあえず文章もまとまったし、駅にはもう少しかかるけど、終わりにしよう。
今回はここまで。