通勤電車内で書くブログ

朝夕の通勤電車内の限られた時間内で書くブログです。

小さい字を書く男

私の書く字の大きさは基本的に小さい。

職場においても、たまに言われる。「こんな小さい字は書けない」と。

ただ、個人的には、そんなに言われるほど小さい字を書いているつもりはない。紙面の大きさと、そこに書く文字量に合わせて、字の大きさを調整しているに過ぎない。

敢えて言うなれば、大きい字より小さい字を書く方が、得意とまではいかないが、書きやすいと感じているという程度だ。

大きい字を書くと、字のバランスがうまく取れなくってなんとなく書きにくい。小さい字だと、なんとなくバランスが取れてる感じがして書きやすい。

そう思っているけど、実のところは、小さい字だと、小さいエリアに文字を形成するパーツをごちゃごちゃ詰め込んで、なんとなくバランス取れてるっぽく見せることが出来ているような気がしているだけなのかもしれない。

結局のところ、字の大きさで上手い下手が違うってことは(単なる思い込みなのかもしれんけど)、字がただ単に下手なだけなんよね。上手い奴は字の大きさにかかわらず、上手く書ける急所を押さえてるよ。

 

で、主に小さい字を書く私ですが、今週、職場において思わぬ攻撃(口撃)?を受けた。

 

扱っている書類の中で、小さい字で書いているものがあったらしい。それを数名の同僚女性が見ていたようで、そのうち1名が

「見てよ、この小さい字!男らしくねぇなぁ!」

と声を上げた。

小さい字を書くということを自覚していた私は、その声を聞いて、その同僚女性たちの方に視線を送った(ちなみに、彼女たちが扱っていた書類の中に、俺の字が書かれた書類はない)。

私の送った視線に気付かない同僚たちは、少しの間、その書類の字のこと、書いた人のことについて話をしていたようだが、すぐに俺の視線に気が付き、全員が一斉に俺の方に視線を向けた。そこで俺から同僚たちに一言。

「すみませんね、字が小さくて。」

同僚たちは失笑。俺のことを言ったつもりは全くなかったのに、思わぬ誤爆?が起こっていたことに気が付き、たまらず笑ったようだった。

 

小さい字を書くと男らしくないということだけど、まぁ、その辺の評価は各々自由になさってくれて結構。俺についても、いわゆる男らしさ、おそらくは力強さとか決断力がある的なことなどを意味しているんだとは思うけど、そういう要素は、さほど持ち合わせてないとは思っている。

それに比例するのかどうかは分からんけど、俺の書く字は小さいし、あと、声も大きくない。電話で話をしていて「男らしく大きい声で話せ」と言われたこともあるしね。

 

ただねぇ…

 

字が大きいだの、声がデカいだのということで、いわゆる男らしさを全面に出す・出てるタイプって、力強いかもしれんけど雑だし、決断力はあるのかもしれんけど短慮で態度がデカいヤツが多い気がするんよ。一概には言えんけど。

 

なので、俺はいわゆる男らしさというのがその程度のものであるならば、そんなもん要らんわ、ということで、今後もやっていきたいと思います。