違いは分からないはずなんだが
もともとそんなに頭の中にアイデアとか書きたいことが詰まっているわけじゃないが、今日に帰りもまた何を書いたら良いか、発想が枯れている。
発想の源泉となるようなインプットであったり、心が動くようなことが足りていないというのも大きいだろう。
何を書こうかな…と、頭の中でブツブツと考えながら歩いていたら、乗り換え駅にあるラーメン屋さんに差し掛かった。
ここのラーメン屋、微妙に胡散臭そうな感じがするけど、一回は行ってみないとね。
などと思いながら、いつも通り過ぎているのだが、今日はそこを通りかかった際に、先日食った別の店のラーメンのことを思い出した。
僕はグルメではない、というか、世間の平均よりも舌は肥えていないはずだ。なんてことを書くと、妻から「いいもの食わせてなくて悪かったな」なんて声が飛んできそうだが、真意はそんなことにあらず(たぶん)。
いい食材、いい料理ってヤツをを食って判別するような器用なことはできないというだけのことである。
「だけのこと」と言ったが、これが結構ひどい。大概、隠し味的なものを当てることはできないし、違いを判別することなんてできない。
テレビ番組で、高級なものとスーパーで売ってるような庶民レベルのものとを食って判別するみたいな企画があるが、絶対に外すであろうし、そんな間違いしたらアカンという間違いも平気でやりそうだ。
かつてコーヒーのCMで、俳優の大沢たかおさんが「違いの分かる男」ってやってたけど、そのCMを見る度に、「違いの分かるのが大沢たかおだと言うなら、違いの分からない男の代表には俺がなる」などと意味不明なライバル心を燃やしていたものだ(んなこたぁない🕶)。
どうでもいいことを書いてしまった。
そんな違いの分からず、舌の肥えていない私が、珍しくラーメンを食って不味いと思った。
あぁ…俺はとうとう高級かどうかどころか、美味い不味いもロクに判別できなくなったのか、と思っていたら、一緒に食った妻が「あの店は二度とないわ」と言い、やはり不味かったと言っていた。
「そうか、味にうるさくない、違いの分からん俺ですら不味いと思ったラーメン屋だったのか!そんなラーメン、なかなかないぞ!」と、不味いものを食ったガッカリ感と同時に、私に不味いと言わしめたあの店の不味さに感服した。感服してる場合ではないのだろうが。
あの店では食うことはないだろうが、乗り換え駅にあるラーメン屋に早く行きたいと思うようになった。時間を作ろう。
おや、いつの間にか駅だ。
今回はここまで。