通勤電車内で書くブログ

朝夕の通勤電車内の限られた時間内で書くブログです。

金木犀

この時期は、通勤途中で金木犀のいい香りが漂ってくるので、その近くを通るときが楽しみで仕方がありません。

 

今でこそ金木犀の香りを素直に好きだと言えますが、幼い頃は、金木犀=トイレの芳香剤の香り、という図式が自分の中にあったので、金木犀の名を聞いただけでトイレの、しかも汚らしいトイレの横にある芳香剤を連想してしまって、あんまり好きではありませんでした。

 

しかもトイレの芳香剤における金木犀の香り自体が、確かにいい香りっぽい感じはするけど、何か好きになれない、もっともらしく言えば、匂いを作るいかにも化学薬品っぽい作り物の感じの匂いが、どうも好きになれませんでした。

 

思えば、幼い頃は、実物の金木犀の匂いを嗅いだことがなかったような気がします。なんでだろう?今と昔では金木犀が植えられている数が増えているのか減っているのか分かりませんが、幼い頃に道を歩いていて、実物の金木犀に出くわした記憶がありません。

 

幼い頃に、実物の金木犀の香りを嗅いだことがあれば、当時、金木犀に対して変なイメージを持たなかったであろうし、その頃から金木犀を好きになれていたかもしれないと思うと、実物を知らなかったのは勿体なかったと思います。

 

実物であったり、実態を知らないのが勿体ないというのは、些細なことから大きなことまで、いろんな物に言えることかと思います。

 

年齢を重ねると、実物、実態を知らない、経験したことないのに、分かったような顔をしたり(知ったかぶったり)して、変な論評もどきを披露するという醜態を晒すことが増えてくるかもしれませんが、やっぱり経験をして(場合によっては、それによって失敗をして)、それを以降の糧に出来るようにしていけるようにしていきたいと思います。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」なんて言葉を聞いたことがありますが…

 

私としては愚者で上等、ただし、一応、下調べをするにはするけど、検証するには経験が必要だから、やっぱりどちらかと言えば経験重視で行くからよろしく

 

といったところになるでしょうか。

 

まだ消極的なところがあるので、もっと経験重視で、積極的に行きたいと思います。

 

もうそろそろ電車を降りる時間だ。なんで金木犀の香りの話から、こんな話に展開したのか分かんないけど、まあ、良しとするか。

 

春は桜、夏は向日葵、秋は金木犀、冬は…何がいいんだろう。また好きになれる植物を探したいと思います。

 

今回はここまで。