本当に困ったら
連日の猛暑。今日も家を出る前から熱中症警戒アラートがスマホに入ってくる。普通に朝から暑い。子どもの頃に、朝の涼しいうちに宿題をしましょう、みたいなことを言われてた気がするが、昨今の気象からすると、涼しいうちと言えるのは、もう夜明け前くらいしかないんじゃないだろうか、という気さえする。
さて…
2日前(日曜日)に、妻とともにカキ氷を食うという目的で、往復で8キロほどのジョギングをした時のこと…。
カキ氷を食って満足して帰っているところ、信号待ちをしてたら、頭に絆創膏を貼った初老の男性に声をかけられた。
自分が入院してる病院に戻ろうと思ったけど、もう歩けない。すまないが病院の人に車椅子を持ってきてくれるよう言ってくれないか、と。
正直、最初の印象としては、申し訳ないんだけど、この人に限った話じゃないけど、別に病院に助けを求めに行ってあげること自体は良いんだけど、この人、訳の分からない理屈を並べてゴネるタイプだったら嫌だなぁ…というものだった。
普段から、文句の多い(人に感謝することを知らない)人間に接する機会が多いので、どうしても身構えてしまう。ここまでくると人間嫌いだなって、ときどき笑えてくることもある。
ただ、この時は、とりあえず弱ってるみたいだったので、名前だけ聞いて、その人の言う病院まで走っていき、看護師さんに車椅子を持ってきてもらった。
(病院に行くのであれば、病院の人に来てもらうに十分な説明が出来る程度のことを、もう少し聞いておけばよかったと反省している。今思えば、名前と本人がその病院で世話になっていると言う本人の言葉だけを聞いて、よく病院に行ったなと思うし、病院の方も、その言葉だけでよく来てくださったと思う。)
車椅子とともの病院の方に来てもらうまでの間、妻がその人に付いて様子を見てくれていたが、後から聞いた話によると、その人は病院まで走っていった私に感謝の言葉を何回も言ってたらしい。
いいよ、俺に感謝なんか。その言葉の10倍以上の感謝を普段から診てくれてる病院の方たちに言っとくれ。
あと…
ホンマに困ってた、弱ってないと、ああは言わないのかもね。逆に、困ってる、弱ってると言ってゴネるやつは、まだまだ余裕があると言うか、不安感はあっても、危機感はないのかもね、とも思った。
今回はここまで。