俳句の効能
先週末に市内の文化ホールで、俳人の夏井いつきさんの句会ライブがあったので、見に行ってきた。
達者なしゃべりで、俳句について、素人向けに楽しく教えてくださった。これだけで真っ当な俳句が詠めるようになるわけではないが、俳句の型というか、こういう形で作れば、一応、俳句にはなるよ、的なものを教えていただいた。
句会ライブの中で、夏井さんは、興味深いことをおっしゃっていた。
俳句を詠むときの脳の働きは、認知症予防に良いとされていること、また東北大学の研究者によると、夏井さんらの脳波みたいなものを測ってみたところ、俳句を詠む際に使う脳の働きは、上手い句を読む人も、下手な句を読む人も、変わらない、という研究結果が出た、とのことだった。
夏井さんは大学の研究結果を聞いてガッカリしたけど、素人にしてみればこれほど効率のいい認知症予防はないでしょ?などと冗談混じりにおっしゃっていた。
この話を聞いた際に、自分が通勤時に書いているこのブログのことが頭に浮かんだ。
俺もボケ防止のためと称して、通勤時に書いているが、これはボケ防止に効果があるかどうかの根拠は何もない。
しかも、俳句のような17音で1句とするものに対して、このブログ、平均で800時くらいを書いているが、文字数が多ければいいというわけでもなく、字数や季語を入れるなどの制約の下で詠むのに比べれば制約のない状態で書いているため、脳の活性化につながっているのか?と…。
疑問に思ったり、根拠のないことであるならば、止めるのも大事な選択だ。目的も成果も曖昧なまま続けるのは良くない。なので、調べてみた。すると…
手書き「100文字日記」が脳にもたらす大きな効果。記憶力も鍛えられる! - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
そうか、スマホで文章を書いても、脳は働かないらしい…。ショック…。
じゃあブログを止めるのか…?
いや、たぶん続ける。続けるし、手書きで文章を書くことを始める。手書きで何かを書く癖をつけていこうと思う。
しまった、もう駅だ。
今回はここまで。