タコの入ったたい焼き
今日(3/6)、実家に用事があっていくことがあったのだが、その際、実家から車で10分の漁業の町?である下津井に行ってみた。
倉敷市下津井でイメージできるもの…
下津井電鉄(廃線)、海、タコ、瀬戸大橋、鷲羽山、鷲羽山ハイランド…そんなところか。
下津井に行ったのは、妻が「むかし下津井回船問屋」という、資料館みたいなところに併設している土産物屋で取り扱っているだし塩を買いたいということで、立ち寄った次第。(そのだし塩を扱っている店をそこしか知らないというのもあるとは思うけど…。)
土産物屋では、妻はだし塩、僕は妻に伺いを立てながら?タコ焼きせんべい、タコのふりかけ、タコ浜焼き(おそらくはイイダコを干したもの?)を買った。
目的のものプラスアルファを買って、さて、実家に向かうかと思っていたところ、「むかし下津井回船問屋」の隣の建物の前に、たい焼きの幟が立っていた。
いつもならたい焼きなんて別に珍しくもなんともないとは思うはずが、その幟を見て、なぜか妙に気になったので、妻とともに、そこのたい焼きを買い求めることにした。
建物の前の幟のそばに、たい焼きのメニュー一覧があり、それを見ると、つぶあんの他に、「本日のフルーツたい焼き」だの、「生クリーム+つぶあん」だのとあり、しまいには、「下津井タコ+下津井つぶあん」というものまであった。
たい焼きにタコ…?しかも、プラスつぶあんって…?
つぶあんとタコの入ったたい焼きというものがどういうものなのか…?
第一印象としては、またけったいなものを作ったなと思ったが、どんなものか怖いもの見たさで買うことにした。しかも、我々夫婦の分だけでなく、これから立ち寄る実家の家族の分も含めて(計5個)。道連れ?でござる。
実家についてから、さっそくいただくことにした。一応、レンジで30秒ほど温めから、持ち帰る際に手渡されたノリを巻いて準備完了。
そう、このタコ入りたい焼き、のりを巻いて食うんだそうな。
いよいよもって、訳が分からん…。
つぶあん入りのたい焼きにタコが入ってて、海苔を巻いて食えとは…。
そんなことを思いながら意を決して…いや、別に意を決するほどもなく、普通にたい焼きを頭の方から一口食ってみた。
…
タコ焼き…?
もちもちした生地に、タコがあって、海苔の風味も相まって、普通に美味い。
あれ?つぶあんはどうした?
食った断面を見たところ、わずかにつぶあんらしいものが見えるが、これを以てつぶあん入りというのか…?
と思いながら、海苔を巻いたタコ焼き風味のたい焼きを食い進めていったところ、しっぽのところにつぶあんがあった、あった。
最後まで食い切っての感想として、確かにタコとつぶあん入りで、普通においしかった。てっきり、タコとつぶあんがミックスされた状態のたい焼きかと思っていたけど、タコとつぶあんが住み分けられていて(意図的に住み分けをしているのかどうかは定かではないが)、イメージしていたものとは違っていて、安心したと言いますか、楽しめました。
若い人(たぶんせいぜい30代前半くらいだと思える人)がやってたけど、下津井のような漁の町で、あんな若い人たちがいろいろ工夫をしながら頑張っていて、また行ってみたくなりました。
今度行ったときは、たい焼きの隣にあったカレー、いい匂いをさせてておいしそうだったな。それもいただいてみよう。